JDL IBEX出納帳netからマネーフォワードクラウド会計へ移行した際に気をつけたこと・不便だったこと

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こんにちは。
21Companyの経理担当 つぶつぶです。

この記事では当社がどのように経理のクラウド化・IT化を進めてきたかをご紹介しています。
(毎月1回更新)
~シリーズ:クラウド経理への道~
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6.JDL IBEX出納帳netからマネーフォワードクラウド会計へ移行した際に気をつけたこと・不便だったこと(当記事)

これまでの記事で書類の保存方法については紹介がひと段落したので、今回は会計ソフトの移行についてを書いてみたいと思います。
とはいえ、細かいところはあまり覚えていないので、手順というよりはざっくりと注意点やこうした方がスムーズだよというポイントを書きます。

弊社では、現在は「マネーフォワードクラウド会計」を使っていますが、以前は顧問税理士事務所の指定で「JDL IBEX出納帳net」という会計ソフトを使用していました。

移行した際に気をつけたこと

2022年3月現在、マネーフォワードクラウド会計は、JDL IBEX出納帳netからだと3ステップで簡単に移行できるようになっています。

私が移行した当時は確か、「JDL(IBEX 会計)」のみボタンがあって、「JDL(IBEX 出納帳)」のボタンはありませんでした。なので地道にCSVデータを加工して移行させました。(もう忘れてしまっていますが、形跡が残っています・・・)

事前に、CSVでデータを書き出すための有料オプションをJDLで契約したり、勘定科目一覧と課税区分一覧を出力しておいたりしました。
あとは、加工したデータを何度もマネーフォワードクラウド会計へアップロードして、エラーをつぶしていくという、原始的なやり方だったように思います。きちんと移行できたかは、①合計残高試算表の比較②振替伝票を無作為にピックアップして比較などで確認しました。

会計ソフトを変えるときは、ちょうど決算が終わって年度が変わる時に移行させるのが一番スムーズで、その場合は仕訳内容を移行させずに済ませることもできます。しかし弊社では、決算が終わった1年分の仕訳データも新しい会計ソフトへ取り込みました。理由は、移行して整合性が取れるかチェックする目的と、新年度の新しい仕訳を打ち込む際に過去の会計ソフトや帳票を都度参照するのが面倒だと思ったからでした。

移行が心配な場合は、1ヶ月分ずつ移行させチェックしながら進めていくのがいいかなと思いました。

移行してから不便だったこと

マネーフォワードへの移行が終わってからは、JDLとのちょっとした違いで不便に感じることが2点ありました。

1つ目は、昨年度の仕訳を参照しようと思ったらJDL同様に、年度を切り替えなければいけなかったことです。ですがこれは、マネーフォワードのアカウントをもう1つ作り、別ブラウザでログインすることで解消されました。下のスクショのように、2画面で過去仕訳を探したり参照したりすることが可能となりました。

ちなみに2画面に表示させるよりも、私は「Alt+Tab」で画面をチラチラと切り替える方をよく使っています。このWindowsのショートカットキーは、人生で一番使っていると思います。

2つ目の不便だったことは、私はJDLでは総勘定元帳や補助元帳で科目の「次へ」ボタンをよく使っていましたがマネーフォワードにはそれが無かったという点です。ですがこれもしばらく使ってみると、代替機能を発見することができました。

左側メニュー>会計帳簿>推移表にて金額をクリックすると、元帳をすぐに見ることができました。決算などで上から順番にチェックする際にはこのやり方で確認しています。もちろん、科目名をクリックすることで、この例でいえば「E銀行(通年)」の元帳に飛ぶこともできます。

不便だと感じたことも解消され、今はとても快適にマネーフォワードクラウドシリーズを活用しています。
ちなみに、マネーフォワードとよく比較される会計ソフトの「freee」は、年度をまたいで過去仕訳を検索・参照できるのでその機能は本当にいいなぁと感じます。
freeeは、経理や簿記を学んでいない人や実務経験がない人には使いやすいと思いますが、実務経験がある人にとってはマネーフォワードのほうが使いやすく安心感があるかなというのが個人的意見です。

書類到達の流れと会計ソフトを変えたことで、経理でもリモートワークができるようになり、作業時間の削減にもなりました。弊社はひとり経理なのでスムーズに移行できましたが、チームでは大変な労力がかかることと思います。会計まわりのクラウド化は、リーダーがある程度強引に進めていき、メンバー同士励まし合って「運用が落ち着くまではみんなで頑張ろう!」という気持ちを持ち続ければ、大丈夫だと思います!

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